正確な知識と熱い想い

日本はペット後進国です。
子犬の引渡しについて何も法律がありません。
ペットショップは未熟な子犬をペットオークションで購入し、技術や知識や経験の浅いアルバイトの方々が世話をします。
環境は狭いゲージを使い、人の目にさらされて、子犬の精神状態を圧迫します。
そうしてゲージに入っている間に本来行わないといけない躾はされず、未熟で精神状態の悪い子犬が売られていきます。

そして、知識の無い人間がペットショップに都合の良い「間違った犬の飼い方」を雑誌やテレビで紹介しています。

このページでは世間の間違った噂・迷信の「本当の答え」を掲載します。
4代にわたるブリーディングに基づいた知識です。
今、犬を飼っている方もこれから犬の購入を検討している方も是非、参考にしてください。
少しでも多くの犬と人間が素晴らしい関係を築けるようにブリーディングを行なっています。
ここに書いてあること以外にも犬の飼育に不安や疑問があれば、いつでもご相談ください。

正確な知識と熱い想い

子犬は身体が小さいほど価値がある
犬種ごとに標準的なサイズがあるものですが、著しく小さい子は、どんな犬種であっても良くありません。
健康上の心配もありますし、世話に手間がかかることもあります。
標準サイズかまたは標準よりも少し大きめの子の方が飼育しやすい子が多いです。
子犬は幼いほど良い。または愛着が沸く
ペットショップのように生後45日齢で販売されている子犬よりも、生後60日齢以上、できれば生後100日齢ほどたった子の方が飼育がしやすいです。
幼い子だから愛着が沸いて、幼くない子だから愛着が沸かない、ということは私たちがたくさんのお客様に子犬をお引渡ししてきた経験上ありません。
ペットショップの「今日中に子犬を買うかどうか決めてください」「今すぐ子犬を連れて帰れます」
モトコランドでは、ご訪問頂いたその日にすぐに子犬を連れて帰って頂く必要はありませんし、その場ですぐに予約を入れる必要もありません。
モトコランドではよく考えてから予約を入れることをお勧めしています。
また予約を入れたとしてもすぐに子犬を連れて帰らない方がいいです。
ご予約後には子犬の飼育についての資料をお送りし、予備知識を入れて、必要なものの準備をして、心構えも必要ですから、子犬を迎え入れるまでの期間をある程度作ることをお薦めしています。
全国のブリーダーを紹介するブローカーやブリーダー紹介サイトから買った方が安心
ブローカーやブリーダー紹介サイトの情報を鵜呑みにしないでください。
最善の購入方法は直接ブリーダーを訪問して、その犬種の専門的な話や詳しい飼育方法など聞いて、子犬を直接見てから飼育するかどうかを決める方法です。
女の子の方が飼いやすい
愛犬雑誌やネット上の情報や一般的な考え方として、「女の子の方が飼いやすい」とよく言われますが、それは大変な間違いです。
本当は性格や容姿は遺伝や躾・手入れで変わります、モトコランドの子犬は性別に関係なく飼いやすいです。
適切な飼育環境で育てられて、適切なしつけを、適切な時期に行うことが非情に大切です。
早く飼った方が飼育しやすい
モトコランドの子犬たちは広々とした飼育環境で、多くの犬たちと過ごし、社会性を身に付けるため、月齢が経てば経つほど飼育しやすい子に成長します。
また、身体が成長することで体力・抵抗力が付き、知恵も付き、排泄の回数も減っていきますので、どんどん飼いやすい子になってゆくものです。
私たちは最短でも生後60日齢までは子犬をお引渡ししておりません。できればもっと遅い方(生後100日以上)がより飼育しやすくなります。
早く飼った方がなつきやすい
大きな間違いです。
子犬は順応性が高く、生後4ヶ月でも5ヶ月でもなつきます。
「子犬は幼いほどなつきやすい」と言い出したのは昔のペットショップです。
なぜペットショップでは「子犬は幼いほどなつきやすい」というのでしょうか?
それは早く売りたいからです。
子犬がペットショップに長く居られると、エサ代などの維持費もかかるし、値段もどんどん下がります。ペットショップにとって良いことは1つもありません。
だから「早く飼ったほうがなつきやすい」というのです。
犬は順応性の高い動物です。数カ月の差でなつき具合が変わることはありません。
赤ちゃんに躾は入らない
躾によって適切な時期が異なります。
例えば、一番大切な「主従関係の構築」は赤ちゃんが歩き始めた頃(生後25日頃)から入れることができます。
一方、社会性を身に付けるのは、生後60日目以降がよいでしょう。
適切な時期に適切な方法で躾を行うことが大事です。
子犬のうちに混合ワクチンを3回接種しなければならない
モトコランドでは生後70日目に1回目の混合ワクチンを接種、生後100日目に2回目の混合ワクチンを接種します。
犬にも人間のように初乳があり、初乳から母親の免疫をもらって赤ちゃんは体調を崩さないで成長します。
その免疫は生後40〜90日までもちます。
免疫がある間にワクチンを接種しても消えてしまい、抗体が出来ない可能性があります。
また、過度なワクチンの接種は子犬の体に負担をかけます。
しかしながらいつ初乳の免疫力が落ちるのか分からないため、上記のように混合ワクチンを接種してもらっています。
混合ワクチンは8種を打つべきだ
9種や11種混合ワクチンもありますが多ければよいわけではありません。不必要なウィルスの抗体を作る必要はないと思います。モトコランドでは2014年に社団法人京都微生物化学研究所と獣医師と我々ブリーダーの3者で、半年間かけてモトコランド犬舎内の菌とウィルスを調べました。そして、ワクチンの抗体価検査を実施した結果混合ワクチンは6種混合ワクチンが適切だと結論付けました。ただし、これはブリーダーによっても違うものですし、飼い主さんの住む地域や予防に対する考え方にもよりますので、ワクチンの種類を統一できるものではありません。
躾と訓練は同じ意味
血統書を発行している公的な団体が定める訓練と家人が入れる躾は別物と考えてください。
躾とは、家族が愛犬に守らせたいルールのことを指します。
他人が決めるものではなく、愛犬のオーナーがそのルールを決めて愛犬に守らせる(教える)ものです。
ですから、躾の内容はオーナーが決め、うまく躾が入らない場合はプロに尋ねればよいでしょう。
ちなみに、愛犬雑誌で「待て」「お手」「おかわり」を教える方法を見かけますが、これらは”芸”の領域ともいえます、訓練でも躾でもないといってもいいでしょう。(マテは訓練界に存在しますが、ここでいうマテとは次元が違います)
本当に「待て」を教えることで、日常生活に役立つならそれは「躾」と考えた方がよいです。
留守がちだから飼えない
最初から留守番させる習慣を付けることが大切です。そしてモトコランドが指定するサークルを置くことができれば大丈夫です。日本では寒さ対策よりも暑さ対策をしてあげるべきですが、手取り場やい方法はエアコンです。軽くてよいので冷房をつけてあげるといいです。ペットショップのひんやりグッズはではいけません。そして迎え入れる子犬の月齢が生後3ヶ月以上になっているといいでしょう。「パピー合宿」に入れてしっかり躾を入れると飼育しやすくなりますし、抵抗力が増しますし、排泄の回数が減りますからとても飼育しやすい子に育ちます。
子犬を迎えたらずっとそばで世話をしなければならない
大きな大きな間違いです。
子犬は人間の倍以上寝て過ごすため、そばに居ない方がいいほどです。
また、躾はプロでも長時間行いません。
大切な躾は「トイレトレーニング」と「主従関係の構築」と「社会性を身に付ける」ことです。
経験上、これらはどこの家庭でも必須ではないかと思います。
そして、これら3つの躾は家に居て常に躾を入れる必要はありません。
散歩は毎日必要。規則正しい生活が必要。
「ウチの子は散歩へ行かないと排泄しないので、毎日散歩が大変。」「決まった時間になると吠える(要求吠え)。」これは躾が出来ていないだけです。
毎日散歩へ行かないことと、決まった時間に決まったことをしなければ、犬は「待つ」ことを覚えます。
飼い主と愛犬はパートナーです。飼い主が愛犬の奴隷になってはいけません。愛犬に合わせず、飼い主に合わせてもらうよう躾けて、犬の社会性、協調性を引き出すことが大事です。モトコランドでは「飼い主中心の生活」を強くお勧めしています。決して「愛犬中心の生活」にならないよう気を付けて頂いた方がいいです。
オスはマーキングする
「オス=マーキングする」「メス=マーキングしない」とお考えの方が多いですがこれも間違いです。
モトコランドの指導に従って飼育されれば、オスは必ずマーキングするものではなくなります。単純ですがモトコランドではトイレトレーで排泄する習慣を付けてから子犬をお引渡ししていますが、お引渡し後も粗相させないようにトイレトレーで排泄させ続ければ足を上げることはありません。
ちなみに、メスでもトイレトレーニングに失敗すればマーキングしますし、足を上げて排尿することもあります。
つまりオスとメスでトイレトレーニングの方法は同じです。

このページで記載した内容は世の中で信じられている迷信・嘘のごく一部です。
HPには書き切れないほど、嘘が世の中に溢れています。
そして、愛犬家であるほど情報に敏感で沢山の情報を知っているために騙されやすいです。
現在犬を飼っている方も、これから犬を飼う予定の方も気をつけてください。
不安や疑問があれば、いつでもモトコランドにご相談ください。